発症率の高いがんは大腸がん|転移を防ぐ最新医療のスペシャル効果

がんの転移

転移したがんの手術

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大腸がんは、日本人のがんによる死亡の上位に入るがんで、年々増加しています。大腸がんの根本的治療法は、手術であると考えられていますが、手術が受けられるかどうかは、転移の仕方に依存します。大腸がんの転移には三種類あり、まずリンパ行性転移があります。大腸の壁には毛細血管やリンパ管があり、進行したがんが大腸の壁に浸潤し、リンパ管で増殖します。この場合は、大腸がんの病巣とともに、周囲のリンパ節を切除する治療が行えます。第二として、血行性転移があり、大腸の毛細血管にがん細胞が侵入し、血行に乗って他の臓器に転移することです。肝臓に転移することが最も多く、次いで肺の順になっています。この場合も、病巣が小さく局所的であれば、手術による治療が行われます。

手術に関して注意する点を考える

がん治療の手術では罹患部分の切除なども行われるため、転移先が重要な臓器であった場合や、小さながん細胞が転々としている場合はメスでの治療が行いづらくなってしまいます。そんなときには放射線や薬剤を使用して、手術をしやすい状況に整える必要があるのです。転移の三番目は、播種という転移のしかたです。がん細胞が腸の壁から腹腔内に、種をまく(播種)ように散らばるというがんで、大腸がんの中では予後が良くないとされています。個々のがんが小さいので発見することが難しく、発見できても、手術で取り除くのが難しいのです。従来は、抗がん剤や放射線治療で進行を遅らせるとか、苦痛を緩和するという対処療法が中心でした。しかし近年、腹腔内に抗がん剤を投与するなどの新しい治療法が研究開発されています。